「食卓をもっと素敵にしたいけれど、和食器のブランドが多すぎてどれを選べばいいかわからない」——そんなお悩みをお持ちではありませんか?有田焼、波佐見焼、美濃焼といった産地名は聞いたことがあっても、それぞれの特徴やブランドごとの違いまで把握するのは大変ですよね。
私たちいとをかし編集部は、元料理人のメンバーが実際に全国の産地を巡り、数多くの窯元や作家と対話を重ねてきました。その経験をもとに、
本当におすすめできる和食器ブランド20選を、選び方のポイントとともにご紹介します。日常使いからギフトまで、あなたにぴったりのブランドがきっと見つかるはずです。
和食器ブランドを選ぶ前に知っておきたい3つの視点

和食器ブランドを選ぶ際には、「産地か作家か」「価格帯」「使用シーン」の3つの視点を持つことが大切です。闇雲にブランド名だけで選ぶと、期待と実物のギャップに悩むことにもなりかねません。
産地ブランドと作家ものの違い
産地ブランドとは、有田焼・波佐見焼・美濃焼など、特定の地域の伝統技術に基づいて作られる器を指します。品質が安定しており、窯元ごとの個性はありつつも一定の規格で生産されるため、買い足しや揃えやすさに優れています。贈り物として「ブランド名」が伝わりやすいのも大きなメリットです。
一方、
作家ものは、陶芸家が個人の感性と技術で一点一点仕上げる器です。量産では出せない手仕事ならではの温かみと個性があり、同じ作品は二つとありません。愛着を持って長く使いたい方や、食卓に「自分だけの一枚」を加えたい方に向いています。
価格帯の目安を知る
和食器の価格帯は、制作方法や素材によって大きく変わります。目安として以下のような分類ができます。
| カテゴリ |
価格帯(1点あたり) |
特徴 |
| 量産品(大手メーカー) |
1,000〜3,000円 |
手頃で揃えやすい |
| 産地ブランド(名窯元) |
3,000〜15,000円 |
品質安定・ギフトに最適 |
| 作家もの(量産あり) |
5,000〜20,000円 |
作家の個性と実用性を両立 |
| 作家もの(一点もの) |
10,000円〜 |
唯一無二の芸術作品 |
まずは
産地ブランドの3,000〜10,000円帯から始めるのが、失敗しにくくおすすめです。
使用シーンで絞り込む
日常使いなら
丈夫で食洗機対応の磁器が便利ですし、おもてなしや特別な日には
手仕事の温かみがある陶器や作家ものが食卓を華やかにしてくれます。「誰がどんな場面で使うのか」を明確にすることが、ブランド選びの最短ルートです。
定番の産地ブランド10選|有田・波佐見・美濃・九谷

まずは、日本を代表する産地ブランドから厳選した10ブランドをご紹介します。いずれも長い歴史と確かな技術に裏打ちされた信頼のブランドです。
有田焼・伊万里焼の名門ブランド
1. 深川製磁(有田焼)
明治27年創業。皇室御用達の実績を持つ有田焼の名門です。「フカガワブルー」と呼ばれる独自の染付は、透き通るような白磁に深い藍色が映え、格調高い食卓を演出します。結婚祝いや記念日のギフトとしても定番中の定番です。
2. 香蘭社(有田焼)
創業400年超の老舗窯元。伝統的な有田の色絵技法を受け継ぎながら、現代のライフスタイルに合うデザインも展開。百貨店での取り扱いも多く、「間違いのない贈り物」として高い信頼を得ています。
3. 源右衛門窯(有田焼)
古伊万里の伝統を今に伝える名窯。赤絵や染錦の華やかな色彩はまさに有田焼の真骨頂で、一枚あるだけで食卓が一気に華やぎます。
波佐見焼のモダンブランド
4. 白山陶器(波佐見焼)
グッドデザイン賞を複数回受賞した
機能美の代名詞。シンプルで使いやすいフォルムが特徴で、和洋どちらの料理にも合うのが最大の魅力です。「平茶わん」シリーズは発売から50年以上愛され続けるロングセラーです。
5. HASAMI/西海陶器(波佐見焼)
アメリカ西海岸を彷彿とさせるポップなカラーリングで、若い世代を中心に爆発的な人気を獲得。海外のライフスタイルショップでも取り扱われ、
波佐見焼の知名度を世界に広めた立役者です。
6. マルヒロ(波佐見焼)
「BARBAR」「HASAMI PORCELAIN」などのブランドを展開。北欧デザインとも相性の良いミニマルなスタイルで、インテリアにこだわる方から絶大な支持を集めています。
美濃焼・九谷焼の実力派
7. マルミツポテリ(美濃焼)
「STUDIO M'(スタジオエム)」「SOBOKAI」などのブランドを展開する美濃焼のリーディングカンパニー。日常に寄り添う温かみのあるデザインが特徴で、カフェやレストランでの採用実績も豊富です。
8. 深山(美濃焼)
白磁の美しさを追求する美濃焼ブランド。薄く繊細なフォルムと、料理を引き立てるシンプルなデザインが魅力です。プロの料理人からの評価も高く、料理映えする器として注目されています。
9. 上出長右衛門窯(九谷焼)
九谷焼の伝統技法を守りながら、現代アーティストとのコラボレーションも積極的に行う革新的な窯元。「九谷五彩」の鮮やかな色絵は、食卓にアクセントを加える存在感があります。
10. 能作(高岡・錫製品)
厳密には焼き物ではありませんが、和の食卓に欠かせない錫の器として番外的にご紹介します。
曲がる錫の器は手で形を変えられるユニークさで、テーブルコーディネートの幅を広げてくれます。
注目の作家もの・新進ブランド10選

産地ブランドの安定感とは異なる、
作家ならではの個性と手仕事の温もりを楽しめるブランドを10選ご紹介します。
実力派作家の人気ブランド
11. 安藤雅信(美濃・多治見)
ギャルリ百草を主宰する陶芸家。銀彩や粉引の静謐な美しさは、料理との相性が抜群です。国内外の料理人やフードスタイリストから厚い支持を受けています。
12. 額賀章夫(笠間焼)
粉引と鉄釉を中心に、素朴でありながら存在感のある器を制作。飴釉の深い色合いは、和食はもちろん洋食にも映えます。
13. 村田森(京都)
京都を拠点に、染付を中心とした繊細な絵付けで人気の作家。伝統的な技法をモダンに昇華させた作風は、日常に品格を添えてくれます。
14. 小野哲平(高知)
力強い造形と大胆な釉薬使いが特徴。土の生命力を感じさせる作品は、アート作品としても高い評価を受けています。
15. 鹿児島睦(福岡)
動植物をモチーフにした可愛らしい絵柄で幅広い世代に人気。陶器だけでなくテキスタイルなど多方面で活躍し、
暮らしを楽しくするものづくりを体現しています。
新進気鋭のブランド
16. KINTO(滋賀発)
「使い心地と佇まいの調和」をコンセプトにしたライフスタイルブランド。コーヒー器具からテーブルウェアまで幅広く展開し、ミニマルで洗練されたデザインが世界中で支持されています。
17. 作山窯(美濃焼)
SNSで話題の美濃焼ブランド。ニュアンスカラーの釉薬と手仕事感あふれるフォルムが、インスタグラム世代の心を掴んでいます。手の届きやすい価格帯も魅力です。
18. 陶房青(波佐見焼)
染付の伝統を大切にしながら、現代の暮らしに合うデザインを追求。一つひとつ手描きの藍の模様は、使うほどに愛着が増していきます。
19. 平岩愛子(瀬戸)
女性作家ならではの繊細な感性で、草花をモチーフにした優しい器を制作。食卓に季節感と柔らかさを運んでくれます。
20. JICON/磁今(有田焼)
有田焼の伝統技術を使いながら、生成りの白にこだわったミニマルなブランド。
「用の美」を現代に体現する器として、デザイン意識の高い層から注目を集めています。
失敗しない和食器ブランドの選び方|目的別ガイド

ここまで20ブランドをご紹介しましたが、「結局どれを選べばいいの?」という方のために、
目的別のおすすめを整理しました。
ギフトにおすすめのブランド
贈り物には、「ブランド名」の知名度と
パッケージの高級感がポイントです。
| シーン |
おすすめブランド |
理由 |
| 結婚祝い |
深川製磁・香蘭社 |
桐箱入りで格調が伝わる |
| 引っ越し祝い |
白山陶器・HASAMI |
実用的で喜ばれる |
| 目上の方への贈答 |
源右衛門窯・上出長右衛門窯 |
伝統と品格を兼備 |
| カジュアルなプレゼント |
マルヒロ・作山窯 |
おしゃれで手頃な価格 |
日常使いにおすすめのブランド
毎日使う器は、
丈夫さ・食洗機対応・買い足しのしやすさが重要です。白山陶器、マルミツポテリ、深山の3ブランドは、いずれもこの条件を満たしています。特に白山陶器の定番シリーズは、長年にわたって同じデザインが生産され続けているため、割ってしまっても同じものを買い足せる安心感があります。
一点ものの特別な器を探すなら
「自分だけの器」を求める方には、作家ものがおすすめです。陶器市や個展に足を運ぶと、作家と直接会話しながら選べるため、器への愛着がぐっと深まります。益子陶器市(栃木県・春秋開催)や笠間の陶炎祭(茨城県・春開催)は、出会いの場として特におすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 有名ブランドの器に偽物はありますか?
残念ながら、人気ブランドの模倣品が出回ることはあります。
正規の窯元直営店・公式オンラインショップ・信頼できるセレクトショップから購入することで、偽物を避けることができます。裏印(バックスタンプ)を確認するのも有効な見分け方です。
Q. 作家ものはどこで購入できますか?
作家のアトリエや工房での直販、百貨店の陶磁器フロア、各地の陶器市、そして当店のような
産地直送のセレクトショップで購入できます。最近は作家自身のSNSやオンラインショップでの販売も増えています。
Q. ブランド名と作家名、どちらで選ぶべきですか?
目的によって異なります。品質の安定性やギフトとしての認知度を重視するなら
ブランド名で、唯一無二の個性や作家の世界観を楽しみたいなら
作家名で選ぶのがおすすめです。
Q. 子供用の食器に和食器ブランドのものは使えますか?
磁器製の波佐見焼や美濃焼は比較的丈夫で、子供用としても使えます。ただし、陶磁器は落下の衝撃には弱いため、
3歳以下のお子様にはプラスチックや木製の食器から始め、「ものを大切にする」ことを学ぶ年齢になったら和食器に移行するのがおすすめです。
いとをかしが選ばれる理由
元料理人が産地を巡り、本当に良い器だけを厳選
私たちいとをかしは、全国の産地を実際に訪ね歩き、
元料理人の目で「料理が映えるか」「手に持ったときの感触は良いか」「毎日使って飽きないか」を厳しくチェックしています。カタログやネットの情報だけでは判断しきれない
器の本当の良さを、手に取って確かめたうえでセレクトしています。
生涯破損保証で安心の器生活
当店でお買い上げいただいた器には、
生涯破損保証(無料金継ぎ)をお付けしています。万が一割れてしまっても、金継ぎで美しく修復してお返しします。「良い器を長く使い続けてほしい」——それが、いとをかしの願いです。
産地直送だからこその品質と価格
窯元から直接仕入れる
産地直送だから、中間マージンを抑えた適正価格でお届けできます。ブランドの器を、もっと身近に、もっと気軽に楽しんでいただけます。
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まとめ
和食器ブランドは数多くありますが、大切なのは
「自分の暮らしに合った器を選ぶこと」です。
産地ブランドは品質が安定しておりギフトにも最適、作家ものは唯一無二の個性と手仕事の温かさが魅力です。まずは1枚、気になるブランドの器を手に取ってみてください。日々の食卓が、きっと今より豊かになるはずです。
いとをかしでは、有田焼・波佐見焼・美濃焼をはじめ、
全国の名産地から元料理人が厳選した器を、生涯破損保証付きでお届けしています。あなたの食卓にぴったりの一枚を、ぜひ見つけてみてください。
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*いとをかし編集部は、元料理人のメンバーを中心に、器と食の関係を深く探求しながら伝統工芸品の魅力を発信しています。*