ステップ2:食卓のテーマ・コンセプトを決める
次に、
食卓全体のテーマを一つ決めます。コンセプトがはっきりすると、器を選ぶときに迷いがなくなり、自然と統一感が生まれます。
| テーマ例 |
特徴 |
向いている方 |
| 白磁で統一 |
清潔感があり、どんな料理にも合う |
シンプル好き・初心者 |
| 和テイスト |
土物や染付など、温かみのある食卓 |
和食中心の方 |
| シンプルモダン |
白・グレー・黒のモノトーン |
洋食も多い方 |
| 民芸・手仕事 |
各産地の手仕事器で温もりを演出 |
器好き・こだわり派 |
ポイントは、
テーマを1つに絞りきることです。「和テイストも好きだけど北欧風も……」と迷ってしまうと、結局ちぐはぐな食卓になりがちです。まずはメインのテーマを一つ決め、アクセントとして別テイストの器を1〜2枚加える程度にとどめるとバランスよくまとまります。
ステップ3:基本の器から少しずつ買い足す
テーマが決まったら、いよいよ買い足しです。ここで大切なのは
「一度に揃えようとしない」こと。使いながら「これが足りない」「こういうサイズが欲しい」と感じたときに買い足すほうが、本当に必要な器だけが手元に残ります。
まず揃えたい基本の器リストは以下の通りです。
| アイテム |
推奨枚数 |
用途 |
| 飯碗 |
人数分 |
毎日のごはん |
| 汁椀 |
人数分 |
味噌汁・スープ |
| 平皿(大・24〜27cm) |
2〜3枚 |
メイン料理・ワンプレート |
| 平皿(中・18〜21cm) |
人数分×2 |
取り皿・副菜 |
| 小鉢 |
人数分×2〜3 |
和え物・小付け・デザート |
| 豆皿・小皿 |
人数分×2 |
醤油皿・薬味・お菓子 |
| マグカップ |
人数分 |
朝のコーヒー・紅茶・スープ |
| 丼 |
人数分 |
丼もの・麺類・大盛りサラダ |
飯碗と汁椀は毎日使うものなので、最初に気に入ったものを選ぶと食事の満足度がぐっと上がります。平皿や小鉢は使い回しがきくため、「迷ったら中サイズ」を選ぶのがおすすめです。各器の種類別の選び方と具体的な商品は、次のセクションで詳しくご紹介しています。
ステップ4:定期的に見直して整理する
新しい器を迎えたら、
定期的に食器棚を見直す習慣をつけましょう。半年に一度、あるいは季節の変わり目に棚卸しを行い、使わなくなった器を手放すのがおすすめです。
「もったいない」と感じるかもしれませんが、使われない器は棚のスペースを圧迫し、本当に使いたい器へのアクセスを妨げます。手放した分だけ食器棚に余白が生まれ、取り出しやすくなり、日々の食事がもっと快適になります。手放す際の具体的な処分方法については、
食器の処分方法完全ガイドもあわせてご覧ください。
まず揃えたい基本の器リスト|種類別の選び方と使い方
「最初に何を買えばいいか迷う」というお声を、当店にはよくいただきます。ここでは、
食卓の基本となる器を種類ごとに選び方のポイントと使い方を解説します。
料理人が選ぶ食器の選び方も合わせてお読みいただくと、より迷いなく器が選べるようになります。
飯碗・汁椀|毎日使うからこそ、手に馴染む一碗を
飯碗と汁椀は、食事のたびに手に触れる器です。飯碗のサイズは
直径11〜12cmが標準的で、手のひらにすっぽり収まります。汁椀は
直径10〜11cmが目安です。
素材で迷ったら、
磁器の飯碗と漆の汁椀の組み合わせが定番です。磁器は汚れが落ちやすく毎日の洗い物が楽で、漆の汁椀は保温性が高く手に持ったときのぬくもりが格別です。
当店の
古染十草 お茶碗 波佐見焼は、染付の十草文様が和食にも洋食にも自然に馴染む使い勝手の良い飯碗です。毎日使うものだからこそ、最初の一碗はお気に入りを選んでください。
平皿(大・中)|食卓の主役を盛り付ける、使い回し上手な一枚
平皿は食卓で最も使用頻度の高い器です。
大皿(24〜27cm)は2〜3枚あれば、メイン料理の盛り付けからシェア皿まで対応できます。
中皿(18〜21cm)は人数分×2枚を目安に揃えると、取り皿・副菜皿・パンプレートと何にでも使えます。
当店の
十草 取り皿 波佐見焼は、縦縞の十草文様が料理の色味をやさしく引き立てる中皿です。料理と器の組み合わせについては、
料理が映える器の選び方もあわせてご覧ください。
小鉢・豆皿|副菜と食卓の彩りを担う縁の下の力持ち
一汁三菜の食卓には、小鉢と豆皿が欠かせません。小鉢は
直径10〜12cmのものを人数分×2〜3個、豆皿は
直径8cm以下を人数分×2枚程度揃えると、副菜や漬け物、薬味がすっきり並びます。
当店の
六角小付け 波佐見焼は六角形の縁が食卓にやさしいアクセントを加えます。染付・色絵など柄違いで揃えると、食卓に表情が生まれます。
マグカップ|朝の食卓に欠かせない、実用の器
マグカップは朝のコーヒーや紅茶から、寒い季節の汁物まで一日を通じて活躍します。
容量200〜300mlのものが最もオールマイティで使いやすいサイズです。
陶器のマグカップは手に持ったときの温かみが格別で、毎朝の時間を豊かにしてくれます。当店の
ワラ白/ブルー釉 丸マグカップ 波佐見焼 ホワイトは、落ち着いたワラ灰釉の白が和洋どちらの食卓にも自然に馴染む一品です。
統一感を出すための3つのコツ

4つのステップと合わせて押さえておきたいのが、
統一感を出すための具体的なコツです。全部同じシリーズで揃える必要はありません。以下の3つのうちどれか一つを意識するだけで、食卓の印象はぐっとまとまります。
コツ1:色味を2〜3色に絞る
最も手軽で効果が大きいのが
色の統一です。白・オフホワイト・グレーなどニュートラルカラーで揃えると、どんな料理にも合い、食材の色が美しく映えます。
アクセントカラーを入れたい場合は、
紺・深緑・飴色など落ち着いた色を1色だけ加えるのがコツ。たとえば白磁の中に染付の藍色の小鉢が1つ入るだけで、食卓に奥行きが生まれます。
コツ2:素材感を揃える
器の素材は大きく分けて
磁器(つるりとした質感)と
陶器(土の温かみがある質感)の2種類です。
| 素材 |
特徴 |
印象 |
| 磁器 |
薄手・なめらか・軽い |
すっきり・モダン |
| 陶器 |
厚手・ざらっとした手触り・重みがある |
温かみ・ナチュラル |
どちらかに統一するだけで、食卓の印象が大きく変わります。もし混在させる場合は、
「メインは磁器、アクセントに陶器の小鉢を1〜2点」という使い分けをすると、ちぐはぐにならずバランスが取れます。
コツ3:サイズのバランスを意識する
意外と見落とされるのがサイズ感です。大皿ばかり、あるいは小さな器ばかりが並ぶと、食卓にメリハリがなくなります。
「大・中・小」の器がバランスよく並ぶことで、食卓に自然なリズムと美しさが生まれます。和食の基本である「一汁三菜」の配膳をイメージすると、大中小のバランスが取りやすくなるのでおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 食器を揃えるとき、最初に買うべきアイテムは何ですか?
まず優先すべきは
飯碗・汁椀・中皿(18〜21cm)の3種類です。この3つで日常食のほとんどに対応できます。次に小鉢・マグカップと順に買い足すことで食卓の幅が広がります。一度に全部揃えようとせず、使用頻度の高いものから始めるのがおすすめです。
Q. 食器を揃えるときの予算はどれくらいが目安ですか?
基本セット(飯碗・汁椀・平皿・小鉢の1人分)で
5,000円〜15,000円が一つの目安です。最初はリーズナブルなものから始めて、使いながら少しずつ「長く使える良いもの」にアップグレードしていくのが無理のない揃え方です。
Q. 和食器と洋食器を混ぜて使っても大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です。大切なのは
色味とトーンを揃えること。白い磁器のプレートと白磁の和食器なら、和洋を問わず自然にまとまります。テイストの異なる器を混ぜる場合は、テーブルクロスやランチョンマットで全体のトーンを統一するのも効果的です。
Q. 食器棚の整理で気をつけるポイントはありますか?
使用頻度の高い器を手前に、低いものを奥に配置するのが基本です。重ねて収納する場合は、器と器の間にペーパーナプキンや薄い布を挟むと、傷や欠けの防止になります。お皿を立てて収納できるラックを活用すると、取り出しやすさが格段に向上します。
Q. 少しずつ買い足していくとバラバラにならないか心配です
ステップ2で決めた
テーマ(白磁統一・和テイストなど)を守っている限り、後から追加した器でも統一感は保たれます。迷ったら「今持っている器の写真をスマホに入れておき、お店で見比べる」という方法がおすすめです。
Q. 家族で好みが違う場合はどうすればいいですか?
飯碗や湯呑みなど
個人で使う器は、それぞれの好みを尊重してOKです。一方、取り皿・大皿・小鉢などテーブルに並ぶ共用の器は、色味やテイストを揃えると全体のまとまりが保てます。
いとをかしが選ばれる理由
元料理人が「使う場面」を考えて選んだ器
当店・いとをかしのバイヤーは元料理人です。「この器にはどんな料理が映えるか」「食卓でほかの器とどう調和するか」を考え抜いて、全国の産地から一つひとつ器を選んでいます。だからこそ、
買い足しても自然と統一感が生まれるラインナップになっています。たとえば
ねずみとラ 輪花皿 大 吉田焼 グリーンは、野菜料理を盛ったとき縁の緑色が食材をやさしく引き立てる、料理人目線で選んだ一枚です。
生涯破損保証で安心して使える
「良い器は割ってしまうのが怖い」というお声もよくいただきます。いとをかしでは
生涯破損保証(無料金継ぎ)をご用意しています。万が一割れてしまっても、金継ぎで修復してお届けするので、日常使いの器として安心してお使いいただけます。
産地直送だから届くまでが早い
当店は全国各地の窯元・作家と直接つながり、
産地直送でお届けしています。中間マージンがないため、品質の高い器を適正な価格でお届けできるのも、いとをかしの強みです。
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まとめ
食器の揃え方は、次の
4つのステップで進めるのがおすすめです。
| ステップ |
やること |
| 1. 棚卸し |
今ある食器を「使う・たまに使う・使わない」に分類 |
| 2. テーマ決め |
食卓のコンセプトを1つ決める |
| 3. 買い足し |
基本の器から少しずつ揃える |
| 4. 見直し |
定期的に整理し、使わない器を手放す |
そして統一感を出すためのコツは、
色味を絞る・素材感を揃える・サイズバランスを意識するの3つ。すべてを同じシリーズで揃える必要はなく、ポイントを一つ意識するだけで食卓はぐっとまとまります。
食器の揃え方を見直すだけで、毎日の食事がもっと楽しく、もっと美しくなります。まずは食器棚の棚卸しから始めてみませんか。
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*いとをかし編集部は、元料理人のメンバーを中心に、器と食の関係を深く探求しながら伝統工芸品の魅力を発信しています。*