ABOUT THIS PIECE
この器について
産地や技法から、合う料理・レシピまで——この一枚のことを、じっくりご紹介します。
落ち着いたグレーの釉薬がしのぎの凹凸に沿って微妙な明暗を描き、料理を静かに引き立てます。モダンな食卓にも和の設えにもなじむ、控えめでいて存在感のある一枚です。
COLUMN / 器の物語
灰色の釉、波佐見の矜持
波佐見町は長崎県のほぼ中央に位置し、周囲を山に囲まれた小さな町でありながら、日本有数の磁器生産量を誇ります。分業制による効率と品質の両立が、この産地の特徴です。生地屋、型屋、窯元、絵付け師がそれぞれの技を持ち寄ることで、一枚の器が完成します。
このグレーの大皿では、しのぎによる削りの稜線が光を受けて銀鼠のような陰影を生みます。色釉は窯の温度や雰囲気によって微かに揺らぎ、同じグレーでありながら一枚ごとに異なるニュアンスが現れます。量産品でありながら個性が宿る、波佐見焼らしいうつわです。


PAIRING / 料理との相性
灰の静けさが包む食卓
グレーは暖色・寒色どちらの食材にも寄り添うニュートラルな色。焼き魚の皮目の焦げ色も、鮮やかなサラダの緑も、このグレーの上では自然に調和します。カフェ風のワンプレートご飯にも好相性で、器ひとつで食卓の雰囲気がぐっと落ち着きます。
元料理人のひと皿レシピ
材料(2人分):生鮭2切れ、しめじ1/2パック、エリンギ1本、れんこん50g、酢大さじ2、薄口醤油大さじ1、オリーブオイル大さじ1、砂糖小さじ1、塩少々、黒胡椒少々
作り方
1. 鮭は一口大に切り塩を振る。しめじはほぐし、エリンギは手で裂き、れんこんは薄い半月切りにして酢水にさらす。酢・薄口醤油・オリーブオイル・砂糖を混ぜてマリネ液を作る。
2. フライパンにオリーブオイルを熱し、水気を拭いた鮭を両面こんがり焼いて取り出す。同じフライパンできのことれんこんを炒め、しんなりしたら火を止める。
3. 鮭と野菜を熱いうちにマリネ液に漬け、10分ほど馴染ませる。グレーのしのぎ大皿に彩りよく盛り付け、黒胡椒を挽く。灰色の器が鮭の橙ときのこの茶を穏やかに引き立てる。
この器のQ&A
オーブンは使えますか?
オーブンにはご使用いただけません。食洗機と電子レンジには対応しています。温めた器を急激に冷やすとヒビ割れの原因になりますのでご注意ください。
色味は画面と同じですか?
ご利用のモニターやブラウザの設定により若干の差が出る場合がございます。また、色釉の特性上ひとつひとつ発色に個体差があり、それも手仕事の味わいとしてお楽しみいただけます。
この器も生涯破損保証つき。割れても無料で金継ぎ修復します。金継ぎ・保証について →
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