ABOUT THIS PIECE
この器について
産地や技法から、合う料理・レシピまで——この一枚のことを、じっくりご紹介します。
黒陶の力強い地肌に粉引の白化粧と杓掛けの釉が重なり、墨絵のような濃淡が浮かぶ波佐見焼のマグカップ。三つの技法が織りなす陰影は、眺めるたびに新たな表情を見せます。
COLUMN / 器の物語
黒と白が重なる景色
鉄分を豊富に含む黒陶土をろくろで手挽きし、粉引——水で溶いた白い化粧土に器を浸す技法——で白い衣をまとわせます。その上から杓で釉薬を大胆に掛けることで、黒地と白地、そして釉の溜まりが三層の濃淡を生みます。
この掛け合わせにより、器のどこを見ても異なる表情が現れるのが最大の特徴です。280gの程よい重量感は、手挽きによる肉厚な造りから来ています。波佐見の職人が一つずつ仕上げる、量産では得られない一客です。


PAIRING / 料理との相性
静かな時間を注ぎ入れる
読書や仕事の合間に、珈琲や紅茶をゆっくり楽しむ時間にふさわしいマグカップです。黒と白の器肌はどんな飲みものの色とも調和し、食卓だけでなく書斎やアトリエにも馴染みます。味噌汁やスープを注いで、椀の代わりに使うのもおすすめです。
元料理人のひと皿レシピ
材料(2人分): 長ねぎ1本、絹豆腐1/2丁、だし汁350ml、白味噌大さじ2、七味唐辛子少々
作り方
1. 長ねぎは4cm長さに切り、フライパンで油を引かずに転がしながら焼き目をつける。豆腐は手で大きめにちぎる。
2. 鍋にだし汁を沸かし、焼きねぎと豆腐を入れてひと煮立ちさせ、火を弱めて白味噌を溶き入れる。
3. 黒陶粉引杓掛けのマグカップにたっぷりと注ぎ、七味を振って供する。
この器のQ&A
黒い器は汚れが目立ちませんか?
黒陶部分は目立ちにくいですが、粉引の白い部分にはお茶やコーヒーの色が徐々に染み込むことがあります。目止めをしてからお使いいただくと色移りを軽減できます。
電子レンジで飲みものの温め直しはできますか?
はい、電子レンジに対応しています。ただし、温めた器を急冷するとヒビ割れの原因になりますので、冷水にさらすなどは避けてください。
この器も生涯破損保証つき。割れても無料で金継ぎ修復します。金継ぎ・保証について →
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