ABOUT THIS PIECE
この器について
産地や技法から、合う料理・レシピまで——この一枚のことを、じっくりご紹介します。
やわらかなキャメル色の釉薬が温もりを感じさせる、しのぎの大皿。鎬の筋目が穏やかな陰影を刻み、素朴でありながらどこか洗練された佇まいが食卓に安心感を添えます。
COLUMN / 器の物語
土の記憶をまとう琥珀釉
波佐見焼の歴史は慶長年間に遡ります。朝鮮半島から渡った陶工たちが良質な陶石を見出し、この地に窯を築いたのが始まりとされています。以来四世紀にわたり、波佐見は実用の器を作り続けてきました。
キャメルの色釉は、焼成中に鉄分が酸化することで生まれる自然な琥珀色です。しのぎの削り跡に釉薬が薄くかかる部分はやや明るく、溝に溜まる部分は深い飴色に。この濃淡のグラデーションが一枚の皿に豊かな表情を与え、磁器でありながら土もののような温かみを感じさせます。


PAIRING / 料理との相性
琥珀色に盛る、秋の味覚
キャメルは木のテーブルや竹のカトラリーと相性がよく、ナチュラルな食卓づくりにぴったりです。根菜の煮物やグラタンなど茶系の料理も沈まず、逆に白身魚や豆腐の白を柔らかく受け止めます。21cmの大皿はおかずの盛り皿として、あるいはパン皿としても活躍します。
元料理人のひと皿レシピ
材料(2人分):鶏もも肉1枚、れんこん100g、ごぼう1/2本、にんじん1/3本、味噌大さじ1、バター10g、みりん大さじ1、サラダ油小さじ1
作り方
1. 鶏もも肉は一口大に切り、塩を軽く振る。れんこんは5mm厚の半月切り、ごぼうは斜め薄切りにして水にさらし、にんじんは乱切りにする。味噌とみりんを合わせておく。
2. フライパンにサラダ油を中火で熱し、鶏肉を皮目から焼く。焼き色がついたら裏返し、根菜を加えて蓋をし、弱火で5分ほど蒸し焼きにする。
3. 蓋を取り、合わせ味噌を回し入れて全体に絡める。仕上げにバターを加えて艶よく仕上げ、キャメルのしのぎ大皿にこんもりと盛り付ける。琥珀色の器が味噌バターの照りと響き合い、食欲をそそる一皿になる。
この器のQ&A
しのぎの溝に汚れが溜まりませんか?
磁器特有のすべすべとした表面なので、汚れは比較的落ちやすい素材です。食洗機にも対応しておりますので、日常のお手入れで問題なくお使いいただけます。
スタッキングしたとき安定しますか?
しのぎの大皿はスタッキング対応で、重ね置きした際にぐらつきにくい設計です。ただし4枚以上の重ね過ぎは破損や転倒の恐れがありますのでご注意ください。
この器も生涯破損保証つき。割れても無料で金継ぎ修復します。金継ぎ・保証について →
お客様のレビュー
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