ABOUT THIS PIECE
この器について
産地や技法から、合う料理・レシピまで——この一枚のことを、じっくりご紹介します。
しのぎの鎬筋がねじれながら器肌を走り、窯変によって一碗ごとに異なるブルーの濃淡が現れる茶碗です。手に取ると縞の凹凸が指先に心地よく、食卓にさりげない動きを添えてくれます。
COLUMN / 器の物語
炎が描くねじりの景色
しのぎとは、成形した生地にヘラで縦の削り筋を入れる日本の伝統技法です。この茶碗ではその筋にねじりを加えることで、まるで風に揺れるかのような螺旋模様が生まれています。型成型で均一な厚みを確保しつつ、しのぎの工程は手仕事で一本ずつ刻まれます。
窯変とは、登り窯や焼成窯の中で炎の流れや温度差によって釉薬の発色が変化する現象です。同じブルーの釉をかけても、窯の中の位置によって深い藍から淡い空色まで表情が揺れるため、まったく同じ色の碗は二つと存在しません。波佐見の職人が火に委ねた偶然の美を、日々の食卓でお楽しみください。


PAIRING / 料理との相性
毎日の一膳を特別にする器
直径10cm、高さ6cmとやや深めの形状は、汁気のある雑炊やお茶漬けにもぴったりです。しのぎの縞模様が視覚的なアクセントになるため、シンプルな白ごはんでも食卓が華やぎます。スタッキングできるので、家族分を揃えても収納場所を取りません。
元料理人のひと皿レシピ
材料(2人分): ごはん…茶碗2杯分、釜揚げしらす…40g、梅干し…2粒、きゅうり…1/3本、大葉…2枚、冷たい煎茶…300ml、白いりごま…少々
作り方
1. きゅうりを薄い輪切りにして塩もみし、水気を絞る。梅干しは種を除いて包丁で叩く。大葉は千切りにする。
2. 冷水でさっと洗ったごはんの水気を切り、煎茶を冷蔵庫でよく冷やしておく。
3. ねじり縞の茶碗にごはんを盛り、しらす、きゅうり、叩き梅、大葉をのせて冷たい煎茶を注ぎ、白ごまを散らして仕上げる。
この器のQ&A
窯変で色が一つずつ違うとのことですが、大きな差がありますか?
焼成時の炎や温度の影響で、ブルーの濃淡や釉薬のムラが一碗ごとに異なります。均一な工業製品とは異なる個体差ですが、それが窯変の魅力です。色味の大幅な違いはありませんのでご安心ください。
使い始めに特別な手入れは必要ですか?
陶器のため、初回使用前に目止めをおすすめします。米のとぎ汁で15〜20分弱火で煮沸し、冷ましてから洗って乾燥させてください。シミや匂い移りを防ぎ、長くきれいにお使いいただけます。
この器も生涯破損保証つき。割れても無料で金継ぎ修復します。金継ぎ・保証について →
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