ABOUT THIS PIECE
この器について
産地や技法から、合う料理・レシピまで——この一枚のことを、じっくりご紹介します。
縦横に走る藍の線が織りなす連子格子紋。日本建築の格子窓に由来する伝統文様を、波佐見の職人が呉須の筆で一本ずつ引いています。端正でありながら手描きの揺らぎが温かい、日常に寄り添うマグカップです。
COLUMN / 器の物語
格子に宿る職人の呼吸
連子格子とは、細い角材を等間隔に並べた日本建築の伝統的な意匠。光と風を通しながら視線を遮るその機能美は、器の装飾としても古くから親しまれてきました。波佐見焼の染付でこの紋様を描くには、一本一本の線を手で引く地道な作業が求められます。
呉須を含ませた細筆で、素焼きの磁器面に等間隔の線を引いていく。わずかな筆圧の差が線の太さに表れ、機械では出せない有機的なリズムを生みます。透明釉を掛けて約1300度で焼成すると、呉須は鮮やかな藍色に発色し、つるりとした光沢の下に端正な格子が浮かび上がります。


PAIRING / 料理との相性
直線が引き締める食卓
格子紋の直線的な意匠は、食卓全体に凛とした空気をもたらします。コーヒーや紅茶はもちろん、出汁を効かせた茶碗蒸しを盛り付ければ和の小鉢のようにも使えます。約240gと軽量なので、書斎のデスクに置くペン立て代わりの湯呑みとしても日常に溶け込みます。
元料理人のひと皿レシピ
材料(2人分): 卵2個、だし汁300ml、薄口醤油小さじ2、みりん小さじ1、かまぼこ2切れ、三つ葉適量
作り方
1. 卵を溶きほぐし、冷ましただし汁・薄口醤油・みりんと合わせてザルで漉す。
2. マグカップに薄切りのかまぼこを入れ、卵液を八分目まで注ぐ。ふんわりラップをかけ、電子レンジ200Wで8〜9分加熱する。
3. 三つ葉をのせて完成。連子格子紋のマグを蓋代わりの小皿とともに食卓に出せば、格子の藍が湯気越しに透け、料亭のような一品に仕上がる。
この器のQ&A
電子レンジで調理に使っても割れませんか?
電子レンジに対応していますので、温め調理にお使いいただけます。ただし、加熱直後に急冷するとヒビ割れの原因になりますのでご注意ください。
サイズ感はどのくらいですか?
直径10cm×高さ8.5cm、重さ約240gです。一般的なコーヒーマグよりややコンパクトで、日本茶やスープにちょうどよいサイズ感です。
この器も生涯破損保証つき。割れても無料で金継ぎ修復します。金継ぎ・保証について →
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